アフィリエイトとは？SNSアフィリエイトの概要・ポイントも解説

誰でもすぐにはじめられる

SNSアフィリエイトは、誰でもすぐにはじめられるといったメリットがあります。

SNSアフィリエイトは、独自Webサイトの運営には必要なドメインやサーバーの契約および支払いは必要ありません。

また、メールアドレスがあればSNSをはじめられるため、難しい操作が必要ないという点もSNSアフィリエイトのメリットでしょう。

さらに、SNSは日常使いしている方も多く、身近なツールとなっており、多くの方が操作方法に慣れていることもはじめやすい理由として挙げられます。

ユーザーと深い関係性が構築できる

ユーザーとの深い関係性が構築できるというのもSNSアフィリエイトのメリットの一つです。

ブログや独自Webサイトは、アクセス数は把握できても、その商品やサービスに対して訪問者がどのような印象を受けたのかまでは把握しづらいです。一方で、SNSにはリアクション機能やコメント機能が搭載されているため、ユーザーの反応がわかりやすい傾向にあります。

また、SNSはリアルタイムな情報も発信できるため、コミュニケーションの活性化も期待できるでしょう。さらに、情報をアップデートするたびにフォロワーに通知が届く仕組みになっているため、再訪を促すことも可能です。

ブログよりも早く報酬を得られる傾向にある

ブログよりも早く報酬を得られる傾向にあるというのもSNSアフィリエイトのメリットとして挙げられます。

ブログの場合は、検索エンジンで上位表示されるようになってようやく集客の増加が顕著になりますが、それまでに半年〜1年程度の時間を要します。

また、アフィリエイト初心者の場合、検索エンジン最適化のスキルを習得しながら作業を進めることになるため、さらに時間がかかってしまうでしょう。

一方で、SNSは幅広い世代が利用している上、拡散力も高いため、比較的短期間での閲覧数増加が期待できます。さらに、SNSはブログよりも記事の執筆や編集に時間がかからないため、最新の情報をアップしやすく、情報のマンネリ化が防げます。

SNSアフィリエイトのデメリット

総務省が発表している「令和3年版情報通信白書」によると、インターネットの利用率は約80%と多くの方が利用していることがわかっています。

しかし、利用目的を情報検索とSNSに限定し、世代別の利用率を見てみると、60歳以上ではSNSの利用率が低いことがわかります。20代が約90%、30代が約86%と利用率が高いのに対し、60歳以上の利用率は約55％と過半数を少々上回る程度です。

	情報検索	SNSの利用
13～19歳(n=2,486)	63.7％	86.1％
20～29歳(n=3,045)	81.2％	90.1％
30～39歳(n=4,337)	85.5％	86.0％
40～49歳(n=5,522)	84.7％	81.5％
50～59歳(n=5,760)	83.3％	75.8％
60歳以上(n=8,906)	73.8％	54.8％

※出典：総務省「通信利用動向調査」

このことからもわかるようにSNSアフィリエイトのデメリットは、検索エンジンと比較すると年代によっては利用者が少なく、ばらつきがあることが挙げられるでしょう。

また、SNSの場合は、掲載できる画像数、文字数に制限があるため、一度で多くの情報を発信できない点も不便さを感じさせることがあります。

デメリットへの対処法

世代によってSNSの利用率が異なることへの対処法としては、ブログとSNSを併用しながら運営し、SNSからブログへ流入を促す方法が効果的です。

それにより、検索よりもSNSを多く使う10代～30代の人たちにアプローチできると同時に、SNSの利用率が低い60歳以上の方には検索によってアプローチできるため、効率よく利益率を高められます。

ただし、SNSの発信内容が魅力的でないとブログへの流入は期待できないため、情報を発信する際には、ブログへのURLを貼り付けるだけではなく、商品の魅力を紹介し、見た方に響くような文も添えるようにしましょう。

なお、SNSアフィリエイトは多くの情報を発信できないというデメリットもブログとの併用で解消されます。SNSで情報を発信する際には、端的にわかりやすく内容をまとめ、さらに詳しい情報をブログに掲載していることも添えると、ユーザーのブログ訪問を促せるでしょう。

ASPの規約を確認する

SNSアフィリエイトをはじめる際には、まずASPの規約を確認しましょう。

ASPによっては、SNSアフィリエイトを禁止している場合があります。また、禁止はしていなくても、取り扱う商品やサービスによって利用できるSNSを限定している場合や、リンクの貼り付けかたを指定している場合もあるため、関連する項目については一読しておきましょう。

なお、知らず知らずのうちに規約に違反してしまうと、契約解除や報酬返還などのリスクを負う場合がありますので注意が必要です。

ジャンルに沿ったSNSを選ぶ

XやInstagram、FacebookなどSNSには複数の種類がありますが、取り扱う商品やサービスのジャンルに沿ったSNSを選ぶことも重要なポイントです。

SNSは、種類によって利用しているユーザーの年齢層や目的が異なります。そのため、取り扱う商品やサービスによってテキストでの訴求に向いているのか、画像メインでの訴求が向いているのかを判断し、使い分けしましょう。

なお、美容系の商品やサービスに関しては、写真をメインとしたInstagram、動画配信サービスに関しては拡散力が高いXが適しています。

また、書籍などビジネスに関する情報に関しては、信頼性が求められるため、本名や職種が公開されるFacebookが適しているでしょう。

PDCAを素早く回す

SNSはトレンドに敏感なユーザーが多いため、情報の鮮度が重要視されます。SNSアフィリエイトを行う際には、PDCAを早く回すように心がけましょう。

PDCAとは、計画（PLAN）・行動（DO）・評価（CHECK）・実践（ACTION）の4つ行動サイクルを指し、SNSアフィリエイト運営における問題点や課題点を明確にできるといった効果が得られます。

また、PDCAを早く回すことにより、効果的なPR方法や、商品・サービスに適したSNSの種類を把握できるため、収益向上への期間短縮が望めるでしょう。

なお、PDCAを回すには目標設定が必要となりますが、運営を続けるうえで必要な契約数および、それを実現できる流入数という考え方で数値目標を設定することがポイントです。

目標を立てたら、そこに至るまでに何を、どの程度、どのくらい実行すればいいのかを具体的にイメージし、行動計画を作りましょう。

SNSへの投稿など、何かしらの行動を起こした場合は、必ず閲覧数や流入数などを確認し、成果の良し悪しを分析します。ユーザーの傾向をつかむことにより、時間をかけずに速やかに次の行動に移せます。