アフィリエイトとは？初心者が知っておきたい基本や仕組みを解説！

アフィリエイトの具体例

アフィリエイトの仕組みについて、具体例からさらに詳しく確認しておきましょう。

NTTドコモが提供するアフィリエイトサービス「ドコモ アフィリエイト」を使い、動画配信サービス「dTV」をブログで紹介します。

最初に「ドコモ アフィリエイト」へ広告素材の利用を申請します。管理画面から「dTV」のプログラムへの提携申請をします。提携の承認がおりれば、あとは提供された広告素材をブログに貼って読者を待つだけです。

ちなみに「dTV」の報酬条件は契約完了で、無料お試し期間中の解約でも成果にカウントされます。このように、成果につながりやすい広告を選んで、安定した報酬を狙うのもおすすめです。※「dTV」は、2023年4月でアフィリエイトでの取り扱い終了

発生した報酬は、サービスにより異なりますが原則毎月末日を締め日とし、翌々月の15日前後の支払いとなっています。

自分の知識を生かしてお金を稼げる

アフィリエイト用の広告は多種多様ですが、どの商品やサービスを紹介するかを自分自身で選ぶことができるのは、大きな魅力です。

紹介する商品・サービスを選ぶ際には、集客力の高い話題のKWなどに着目するのもいいですが、自分の知識を生かせる広告を選ぶのもおすすめです。

自分が愛用しているなじみ深い日用品、たとえばシャンプーや育毛剤などを選ぶと、リアリティに富んだコンテンツを制作できてサイトの信頼性が高まるでしょう。

また、仕事や趣味などで親しみのあるジャンルや得意分野に関連した広告を選ぶと、これまでの知識を生かしてお金を稼ぐことができます。

PCひとつで気軽に始められる

スタート時の負担が少ないのも、アフィリエイトが注目されている大きなポイントです。

アフィリエイトは、パソコン(あるいはスマートフォン)とインターネット環境、そして報酬の振込先口座があれば、誰でもすぐに始められます。

ホームページを制作する場合はレンタルサーバー代などのランニングコストが生じますが、無料ブログなど利用する媒体によっては初期費用0円でアフィリエイターになれるのです。

特別な準備や資金がいらず、チャレンジしやすいことも、アフィリエイトの魅力でしょう。

スキマ時間に自宅で取り組める

パソコンやスマートフォンなどネット環境が整っていれば、アフィリエイトは場所を選びません。自宅でもどこでも、スキマ時間を活用してお金を稼げます。

なぜなら、アフィリエイトで必要なのは、読者を呼び込める充実した記事(コンテンツ)を作成することだけだからです。

一度に記事を書きあげなくても、休憩中や電車での移動中といったスキマ時間を活用して、自分の生活に合わせてマイペースに運営できます。

多忙な会社員であっても、スキマ時間で稼いで収入をアップできる可能性があるため、副業に選ぶ人も多いようです。

ステップ①アフィリエイトに必要なものを準備する

アフィリエイトを始めるには、ネット環境を利用できるパソコン(あるいはスマートフォン)、広告を掲載できる媒体、報酬の受け取り用口座の3つを準備します。

このうち、広告を掲載できる媒体には次のようなものがあります。

・WEBサイト
・ブログ
・SNS(X、Facebook、Instagram、LINE)
・動画配信サイト(YouTube)
・メール、SMS

WEBサイトをたちあげるには、レンタルサーバー代やドメイン利用料といったランニングコストを考慮する必要があります。しかし、無料ブログサービスやSNSならお金はかかりません。報酬が安定化するまで余計なコストはかけたくないなら、こうしたツールを活用してください。

たとえば「ドコモ アフィリエイト」は、普段使っているXやLINE、メールが使える最先端のアフィリエイトプログラムです。ホームページやブログを立ち上げなくても、普段使っているSNSアカウントを利用してアフィリエイトを始められるため、アフィリエイト初心者でも気軽に始められるサービスのひとつといえるでしょう。

ステップ②アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)に登録する

広告を掲載するネット媒体が決まったら、次にASP を選んでアフィリエイトプログラムに登録します。

ひと口にASPといっても、掲載できる広告主の数や業種、報酬の単価など、ASPごとに特徴や違いがあります。いくつかASPをピックアップしてプログラムの内容を比較して、事前にしっかり検討しましょう。

ASPの選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をぜひご確認ください。

「アフィリエイトで成功するには「ASP」選びが重要！各社を比較する際のポイントを伝授」

ASPの登録に必要なのは、氏名や住所といった登録者の基本情報、メールアドレス、広告を掲載するサイトのURL、報酬が発生したときの支払い先口座情報などが一般的です。

ちなみに「ドコモアフィリエイト」はNTTドコモが直接運営するアフィリエイトプログラムであるほか、「dアカウント」と基本情報のみで登録できるので、登録時の手間を大きく軽減できるというメリットを持っています。

ステップ③掲載する広告を選び、プログラム審査を受ける

アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)への登録が完了したら、いよいよサイトに掲載する広告を選びます。

アフィリエイト用の広告は、ASPにより提供内容に違いはあるものの、自分の好きなように選べます。ただし、掲載する媒体のテーマをはっきりと決めて、そのテーマに沿った広告を選ぶようにしましょう。

たくさんの読者を獲得して成果をあげるためには、信頼度の高い媒体作りが欠かせません。そのためにも、媒体のテーマと広告内容を一致させることが重要なのです。

もし媒体のテーマ選びに悩んだら、先に知名度の高い広告を選んでから、テーマを固めていくのもおすすめです。

たとえば「ドコモ アフィリエイト」なら、先ほどの「dTV」、「dアニメストア」や「DAZN for docomo」といった動画配信サービス、「dマガジン」や「dブック」といった読み放題サービスなど、多彩なサービスを広告として提供しています。※「dTV」は、2023年4月でアフィリエイトでの取り扱い終了

自身がよく知るサービスを広告に選ぶことで、自然とテーマが固まってくるはずです。

ただし、広告を選んだからといってすぐにサイトに掲載できるとは限りません。サイトに広告を載せるためには、アフィリエイトプログラム独自の広告コードを取得するのが一般的ですが、コードを受け取るには審査を通過する必要があるのです。

審査にかかる時間はASP(あるいは広告主)によってさまざまですが、即日～1週間のうちに審査を通過できるケースがほとんどのようです。たとえば、ドコモアフィリエイトではプログラムの提携審査におおむね1週間程度の時間が必要であるとしています。

ステップ④広告を設置し、成果に応じた報酬を受け取る

アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)の審査を通過して広告コードを取得したら、その広告コードをサイトに貼りつければ準備完了です。以上のステップで広告掲載をスタートできます。

あとはサイトを訪れた読者(ユーザー)が、サイト内の広告を通じて商品購入やサービス契約をするのを待つだけです。購入・契約による成果報酬は、ASPによって、あらかじめ決められた期日に登録した銀行口座へ振り込まれます。

ただし、どれだけ認知度の高い広告、話題性のある広告を掲載したとしても、媒体に魅力がなければ、たとえ訪れたとしても成果には至らず報酬を得られません。

掲載した広告に興味を持ってもらい、成果を達成するためには、媒体のコンテンツ作りも重要です。コンテンツ作りを含めたアフィリエイトのコツを押さえたいなら、こちらの記事をぜひご確認ください。

「アフィリエイトの「コツ」をご紹介！PV数や成果を伸ばすポイントとは？」

疑問①アフィリエイトはどのぐらい稼げるの？

「アフィリエイトで左うちわ」という情報も、ネットには少なくありません。けれど、実際のところ、アフィリエイトはどのくらい稼げるものなのでしょうか。

アフィリエイトマーケティング協会の調査(※1)によると、2020年度時点、アフィリエイター(アフィリエイトをしている人)の約60％が月の収入が0～5,000円未満であると回答しています。この結果だけをみると、アフィリエイトでお金を稼ぐのはむずかしいという印象を持たれるかもしれません。

しかし一方で、月1～5万円を稼ぐ人が11.1％、月20万円以上稼ぐ人も14.5％おり、月100万円を超える人も6.5％存在します。

アフィリエイトを収益化するには、広告を掲載するサイトへの注目度を高めることが不可欠です。始めたばかりのサイトに読者(ユーザー)が殺到するということは、あまり考えられません。つまり、アフィリエイトで稼ぐには、ある程度長期的な計画が必要なのです。

実際、先ほどの調査では、昨年から収入が増えた、あるいは変わらないとする人が約8割います。このことからも、アフィリエイトは続けるほどに収益が安定していくことがわかります。

(※1)出典： 「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2020」

疑問②アフィリエイトの収入は確定申告に関係する？

アフィリエイトで得た報酬も、給与と同じように収入とみなされます。そのため、報酬が発生すれば、原則として確定申告をする必要が出てきます。

ただし、以下のように確定申告が不要なケースもあります。

まず「年間の給与収入が2000万円以下の会社員で、なおかつアフィリエイトによる報酬を含めた副業収入が20万円以下の場合」です。

給与以外の収入合計が20万円以下の場合は確定申告が不要であることに加え、給与が2000万円を超えなければ会社の年末調整によって所得税の申告が終わるため、こちらに当てはまる方は確定申告をおこなう必要がありません。

次に「給与やアフィリエイトなどの1年での収入合計が48万円以下の場合」です。

確定申告では、収入から各種控除を差し引いて求められる所得金額で課税額を決めます。控除にもさまざまな種類がありますが、すべての人に一律で適用される基礎控除が48万円であるため、収入合計が48万円以下だと所得金額がゼロとなり、確定申告が不要となるのです。

ただし、確定申告による所得税の申告を行わなかった場合、市区町村へ住民税の申告が必要な可能性があります。必要性の確認や申請方法については、住んでいる自治体のホームページをご確認ください。

アフィリエイトで報酬を得たときの確定申告について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご確認ください。

「アフィリエイトで確定申告は必要？収入を得たときのルールを紹介」

疑問③アフィリエイトを始めるにはブログが必要？

ASPが提供するアフィリエイトプログラムのほとんどは、ホームページやブログへの掲載が前提です。

しかし、ホームページやブログは管理に手間がかかるといったデメリットを感じる人も多いことから、最近、広告を掲載できるネット媒体の選択肢が増えてきています。

「ドコモ アフィリエイト」は、XやLINEなどのSNSやYouTubeなど普段から使うネットサービス、メールやSMSでも広告を紹介できます。たとえばLINEの場合、いつものメッセージに商品コメントと広告リンクURLをあわせて送信するだけです。

設立や管理の手間もかからず、思いついたときに情報・広告を発信できるので、すきま時間を使った気軽なおこづかい稼ぎにぴったりだと言えるでしょう。