ネット広告の仕組みやアフィリエイト広告の特徴、注意点を徹底解説!
ネット広告の仕組みやアフィリエイト広告の仕組みがよくわからないという方は多いのではないでしょうか。確かにネット広告は種類が多く、複雑に思うかもしれません。
そこで今回は、ネット広告の種類や仕組み、注意点や禁止事項について解説します。
ネット広告とは
Webサイトやメールを通して配信される広告を「ネット広告」といい、「Web広告」「オンライン広告」「デジタル広告」といった呼び方もされます。
雑誌や新聞などの紙面広告とは異なり、ターゲティング(ユーザーの性別、行動履歴、居住地域などを限定して表示する機能)とインタラクティブ(表示した広告に対し、ユーザーがクリックなどの行動で反応する機能)に優れているのがネット広告の特徴です。
つまり、ネット広告はターゲットを絞って広告を表示させることができるため、商品に合った効果的な宣伝が可能です。
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ネット広告は12種類
ネット広告は主に12種類あります。
1. アフィリエイト広告
2. SNS広告
3. リスティング広告
4. ネイティブ広告
5. 動画広告
6. 記事広告
7. 純広告
8. アドネットワーク
9. DSP(Demand Side Platform)
10. リターゲティング広告
11. メール広告
12. ディスプレイ広告
それぞれの広告の仕組みをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
種類①アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、アフィリエイターが運営しているメディア(ブログやサイト、YouTube、SNSなど)に企業などの広告を設置し商品やサービスの広告を行う手法です。
報酬発生の仕組みは、広告主が決めた成果の目標を達成することで報酬が発生する「成果報酬型」、クリックされるごとに報酬が発生する「クリック課金型」があります。成果を達成したと判断されれば、提示されていた報酬がアフィリエイターに支払われます。
種類②SNS広告
FacebookやInstagram、XなどのSNSで配信されている広告で、最近では、LINEやTikTokもSNS広告の媒体として注目されるようになってきました。
報酬発生の仕組みは「クリック課金型」と、広告の表示回数によって報酬が発生する「インプレッション課金型」の2つがあります。
種類③リスティング広告
検索エンジンで検索したキーワードに連動して配信される広告です。
たとえば「子供服」と検索すると、子供服に関連する広告が表示されます。
リスティング広告の報酬は、「クリック課金型」が主流です。
種類④ネイティブ広告
SNSやメディアに表示されている投稿や記事と同じように一覧表示される広告です。ユーザーから見て違和感がないため、一見広告だと気づかない方もいるでしょう。
報酬発生の仕組みは、「クリック課金型」が多い傾向にありますが、メディアによって異なります。
種類⑤動画広告
動画で掲載される広告で、YouTubeや検索エンジンの検索ページで使われています。
動画広告はテキストや画像に比べて視覚から入る情報量が多く、効率的に情報を届けたい場合に適した広告です。
報酬発生の仕組みは、契約期間中であれば動画の再生回数の保証がついている「再生保証型」が多い傾向にあります。
種類⑥記事広告
タイアップ広告とも言われており、1つのコンテンツのような形で配信されています。
商品やサービスのメリットが伝わりやすく、ターゲット層の認知度も広げやすいといった特徴があります。
報酬発生の仕組みは、一定数のインプレッションを獲得するまで掲載が継続される「インプレッション保証型」、または一定数のクリック数を獲得するまで掲載が継続される「クリック保証型」の2つがあります。
種類⑦純広告
メディアの広告枠に掲載されている広告で、枠を買い取って広告を掲載するため、一定期間の広告表示効果が期待できます。
報酬発生の仕組みは、掲載期間によって金額が決まる「期間保証型」、または「インプレッション保証型」が多い傾向にあります。
種類⑧アドネットワーク
複数のWebサイトを使って広告を配信する方法で、効率的に集客をしたい場合、ターゲティングができるため適しています。
広告媒体契約をしている個人ブログやサイトなどに広告掲載用の枠を作成し、その枠内に広告を表示させます。
報酬発生の仕組みは、「クリック課金型」と「インプレッション課金型」があります。
種類⑨DSP(Demand Side Platform)
広告主に用意されたプラットフォームで、カテゴリーや企業など、さまざまな条件からターゲットを絞り込み、広告を配信します。
ターゲットを登録すると、効果的な広告を自動的に配信してくれます。
報酬発生の仕組みは、「クリック課金型」と「インプレッション課金型」の2つがあります。
種類⑩リターゲティング広告
過去にサイトを閲覧した方やアフィリエイトリンクをクリックした方など、ターゲットを絞って広告を表示させます。コンバージョン率アップに期待ができます。
報酬の発生の仕組みは、「クリック課金型」と「インプレッション課金型」の2つがあります。
種類⑪メール広告
顧客リストに直接メールを送って商材を宣伝する広告です。メールアドレスを入手していれば、特定の人物に送れるため効率よく宣伝ができます。
報酬発生の仕組みは、「クリック課金型」または「インプレッション課金型」が多い傾向にあります。
種類⑫ディスプレイ広告
サイトやアプリ上にある広告枠に表示される画像・動画・テキスト広告を指し、性別や年齢、過去の検索履歴などをもとに、対象を絞って広告配信ができます。
また、ディスプレイ広告はバナーで表示されることが多く、「バナー広告」とも呼ばれています。
報酬発生の仕組みは、「クリック課金型」と「インプレッション課金型」の2つがあります。
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アフィリエイト広告の特徴
12種類ある広告タイプの中で、初心者でもはじめやすいのがアフィリエイト広告です。これからアフィリエイト運営を検討している方のために、アフィリエイト広告の特徴を詳しく解説します。
ジャンルによって単価の差が大きい
ジャンルによって単価の差が大きいため、慎重にジャンルを選ばなければなりません。
通信系や金融系などの専門的なジャンルは単価が高い傾向にあり、電子書籍や音楽などのエンタメ系ジャンルは単価が低い傾向にあります。
ただし、報酬単価が高いジャンルは収益化までのハードルが高い傾向にあるため、単価だけでは判断ができません。
単価と難易度のバランスを考えて広告のジャンルを選ぶことが大切です。
初期投資や月額固定費が少なくて済む
アフィリエイトをはじめるにあたって高額な費用は基本的に必要ありません。
無料ブログなどを活用すれば無料でもはじめられるうえ、独自サイトであっても、レンタルサーバー代やドメイン代など月額数千円~1万円程度です。
アフィリエイトというと「ブログやサイトがないとはじめられない」と思っている方も多いですが、SNSだけでもはじめられる「ドコモアフィリエイト」もあります。
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アフィリエイト広告を貼る際の注意や禁止事項
アフィリエイトの広告を貼る際の注意点と禁止事項をご紹介します。
禁止事項を破ってしまうと、ASPとの登録が解除されてしまうだけでなく、報酬も支払われない可能性があるほか、法律に触れるものもあるため注意が必要です。
注意点:広告を貼るときはテキストモード
テキストモードとは、HTMLコードの入力を行い文字の装飾などができる設定です。ビジュアルモードは、ブログやサイトに掲載される状態に近い見た目でテキスト入力ができる設定です。
ブログやサイトに広告を貼る際は、テキストモードにしましょう。ビジュアルモードで広告のリンクを貼ると、うまく表示されないことがあります。
禁止事項①:不正クリック、不正申し込み
ユーザーが間違えて広告をクリック(申し込み)したり、悪意ある業者が広告費を消費する目的でクリック(申し込み)したりした場合は不正行為と見なされます。
不正行為を行うと、ASPや広告主から会員登録を解除、場合によっては過去の成果が非承認となり、報酬を全額返金しなければならないこともあります。
禁止事項②:無許可の画像掲載や文章のコピペ
無許可の画像掲載や文章のコピペは、著作権を侵害する行為にあたり、アフィリエイトに限らずしてはなりません。
最悪の場合、訴訟や賠償責任が伴うこともあります。
禁止事項③:誇大表現や虚偽表記
根拠がないのにもかかわらず、まるで効果があるような表現や誤った情報、誹謗中傷などを行った場合は、景品表示法違反や名誉棄損で訴えられる可能性があります。
健康や美容ジャンルの場合は薬機法や健康増進法にもかかわるため、言い回しに注意が必要です。
禁止事項④:エビデンスがない情報やランキング付け
エビデンスがない情報を書いたり、ランキング付けするのも禁止です。
ランキング付けをするのであれば、根拠となるデータがあるのか、独断のランキングなのか明記する必要があります。
禁止事項⑤:無許可のリスティング広告の出稿
広告主が既に出稿しているなどの理由により、リスティング広告を許可していない場合があるため事前にしっかりと確認しましょう。
禁止事項⑥:スパム行為
無差別に広告リンクをLINEやメールで送るなどのスパム行為はするべきではありません。
スパム行為と判断されないようにするには、
● 複数アカウントで同じツイートをしない
● 短時間で同じ内容の投稿を続けて行わない
などの注意が必要です。
また、低品質コンテンツの量産もスパム行為とみなされるため、注意が必要です。
スパムとみなされると、検索エンジンからペナルティーを受ける可能性が高くなります。
禁止事項⑦:企業や消費者にとってマイナスとなる行為
企業の秘密事項の漏洩や、企業に対して事実と異なる内容を書くような行為も禁止です。
アフィリエイトに限らずしてはなりません。
禁止事項⑧悪質な商材をアフィリエイトする
詐欺や悪質に思うような商材をアフィリエイトで扱うのは禁止です。
たとえば「○○万円稼げるようになるノウハウを教える」といった情報商材を購入してみると、実際は何も教えてもらえないといった事例があります。
過去に摘発されたアフィリエイト詐欺の事例もあるため、怪しいと思った商材は受注しないようにしましょう。
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まとめ
今回は、ネット広告の仕組みやアフィリエイト広告の特徴、注意点について紹介しました。
それぞれ広告の特徴を活かすことで、ターゲットにしているユーザーの心を掴みやすくなり、アフィリエイトは成功しやすくなります。
ただし、広告を貼る際の注意点もいくつかあるので、頭の片隅に入れ、注意しながら取り組むようにしましょう。
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